Tプロジェクト

雑記ブログです。

銀狼ブラッドボーン【第1話 スマイル】ネタバレ感想

登場人物
ハンス・ヴァーピット⇒主人公。男性。70歳。元・吸血鬼ハンター。
ココウィル⇒半吸血鬼の少女。ハンスと同居している。
ドゥネ・エルロン⇒サンサロド署警部。男性。

あらすじ

プロローグ
暗闇に歯を噛みしめている口。
その下には街が広がっている。

少女は入念におしゃれをして街の外を歩いている。
近所の叔母さんがその様子を見て、デートだと囃し立てる。
少女は顔を赤くしながら、待ち合わせ場所に向かう。
階段を降り、地下の部屋に入るとテーブルと椅子があった。
椅子に座りこれからのデートに想いをはせていた。
しばらくすると、スーツ姿の男性が手を上げ少女に呼びかける。
男性は向かい側の椅子に座る。
食事が楽しみだったと言い、少女も同意する。
少女は待ち合わせがどうして地下なのか聞く。
男性はここなら邪魔が入らないと答える。
そして少女の顎に手を掛け、笑顔を向ける。
少女はうっとりしながら目を閉じる。
ゆっくりと口づけをした瞬間、何かが砕ける音がした。
血を吐きながら、男性を突き飛ばす少女。
床に少女の歯が転がっている。
男性はその歯を拾い、食べ始める。
少女はその場から逃げようとする。
男性はいつものように笑ってと言いながら、顔を変形させる。
頭に大きな口が2つだけという異形の姿になり、食事を楽しもうとしていた。
後日。
地下の部屋にて。
多くの警察官が現場の検証をしていた。
殺害現場では少女の骨全てが引きはがされ、血と肉だけが残されていた。
警察官が吸血鬼の仕業ではないかと言うと、もう1人の警察官がここ十年吸血鬼は確認されていないと返す。
警察官たちが目撃情報などの聞き込みを行っている中、また事件が起こる。
街の人が巨大な口を持つ怪物に食べられている。
その様子を静かに見つめているのは、少女を襲ったスーツ姿の男性だった。
一連の連続殺人事件は街では『骨抜き事件』として話題になっていた。
サンサロド警察署にて。
警察では容疑者の目星がつかず、捜査が難航していた。
検死結果から唾液が検出され、犯人は人間ではない可能性もあった。
サンサロド署警部のドゥネ・エルロンは化け物退治の専門家を呼び出すことにした。
かつて吸血鬼ハンターとして『銀狼』と呼ばれたハンス・ヴァーピットである。
ヴァーピット邸にて。
ハンスとココウィルはチェスで遊んでいた。
ココウィルがチェスで勝ったらデートする約束だったと言う。
ハンスは最近、物忘れが激しいとはぐらかす。
来客のベルが鳴り、ハンスが応対しようとする。
チェスの勝負はハンスがチェックメイトをし勝っていた。
ハンスは警察からの手紙を受け取り、目を通す。
内容は『骨抜き事件』の捜査協力と討伐の要請であった。
ハンスは考える。
ドゥネの目論見は、化け物退治出来れば良し、駄目でも有名人のハンスの死で国に働きかけができる2段構えなのだと。
ココウィルはこの依頼を受けるのか?とハンスに聞く。
ハンスは妻が死んだ後、戦場を去り穏やかな余生を過ごしてきた。
今までは老兵は静かに去るのみと思っていた。
だが、自分が愛した者たちが生きたこの街の平和を脅かす化け物は許せないと話す。
身体が衰えようが精神の在り方は変わらなかった。
老兵の最後の仕事が始まる。

感想
連続猟奇殺人事件の犯人を元・吸血鬼ハンターが追うお話です。絵がとても綺麗で洋画を観ているようです。かっこいい老人が武器を手に無双する一風変わった設定です。迫力あるバトルシーンは一見の価値アリです。ぜひ読んでみてください。