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宝石の国【第一話 フォスフォフィライト】ネタバレ感想

登場人物
フォスフォフィライト(フォス)⇒主人公。青緑の髪。
モルガナイト(モルガ)⇒月人と戦う。パステルピンクの髪。
ゴーシェナイト(ゴーシェ)⇒月人と戦う。銀髪。
ヘリオドール(ヘリオ)⇒月人に捕まり弓矢に作りかえられる。
金剛(先生)⇒僧侶のような姿をしており、指導者ような立場。
ルチル⇒医療担当。
月人(敵)⇒宝石の体を持つ者を捕らえ装飾品にしようとしている。

補足
硬度⇒宝石の体の硬さ。硬度が高いほど戦闘力が高い。

あらすじ
フォスは草原に横たわり微睡んでいた。
モルガから先生が呼んでいると聞き、先生のもとへ向かうフォス。
一方、ゴーシェから敵の襲来を聞いたモルガは先生に報告せず、2人だけで空からくる敵を追い払おうとしていた。
フォスは仕事を与えられておらず、忙しそうにしているモルガとゴーシェが羨ましかった。
フォスは先生に用件を聞くと、フォスの仕事が決まったと告げられる。
ゴーシェとモルガは刀を携え、空を見据えていた。
天女のような姿をした軍勢が空中から無数の弓矢を放ってくる。
2人は刀で矢を防御し、モルガが敵の頭を横からなぎ払う。
敵の頭はレンコンのような形状をしており、切られた頭の穴から矢が出てきた。
ゴーシェは頭を切ったのに消えないことに驚き、出てきた矢先の色を見て前に捕まったヘリオドールではないかと推察する。
先生は、宝石の体を持つ自分たちを装飾品にしようと、月より現れる狩人に対応するためにそれぞれに役割を与えている。
しかしフォスは特異体質に加え、不器用すぎるので仕事を与えるのが難しいと考えていた。
フォスは戦うのはどうか?と聞くが、先生はそれだけは諦めるように諭す。
敵はモルガとゴーシェの手足を砕き、宝石となった破片を回収しようとしていた。
そこへ現れた先生が指をパキンと鳴らすと敵は煙のように消えてしまった。
先生はモルガたちに年寄り扱いするのはまだ早いと一喝する。
すると辺り一面に衝撃波が走りフォスの体は砕け散ってしまった。
先生はフォスは他の宝石たちに比べて、体が壊れやすく、硬度も低い。そして月人好みの色をしている。
戦うなら自分より強くなければならないと言った。
そしてフォスは先生から博物誌を編む仕事を与えられる。
モルガとゴーシェは砕けた手足を元に戻そうとしていた。
フォスは手伝おうとするが、前に間違えて足をつけたからと断られる。
モルガたちを治療しているルチルに、ヘリオの全ての破片を集めれば元に戻るのか?と聞くフォス。
ルチルは砕けていても集めれば復活できると言う。
博物誌の仕事が不満そうなフォスに、ゴーシェは役目を交代するか?と刀を差し出す。
フォスは少し躊躇したが刀を取ることを選ぶ。
刀の重さにバランスを崩し倒れ、刀がフォス自身に当たりそうになるが、偶然にも博物誌のバインダーによって防いでいた。
ゴーシェは本当に取るとは思わなかったとフォスに謝る。
フォスはバインダーを見つめながら、仕方ないと博物誌の仕事をすることを決意する。

感想
月刊アフタヌーンで連載している漫画です。仏教の世界を思わせる独特の雰囲気を持ち、宝石たちの軽快な会話が楽しい作品です。やや話が難解な部分があるものの、1話目から体がバラバラになる衝撃的なシーンがあり退屈させません。またフォスフォフィライトなどの名前は、実際にある宝石から取られているようです。
それらを検索して調べてみるのも面白いかもしれませんね。

宝石の国(1) (アフタヌーンコミックス)

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