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ブラックナイトパレード【第1話 ハッピー内定クリスマス!!の巻】ネタバレ感想

登場人物
日野 三春(ひの みはる)⇒主人公。コンビニアルバイトを3年続けている。
皇帝(カイザー)⇒コンビニアルバイト。皇帝は本名。
黒いサンタクロース(屋台の店主)⇒黒いサンタ服を着たサンタクロース。顔は空洞になっており見えないようになっている。

あらすじ
コンビニの看板に黒いサンタクロースが腰を掛け、クリスマスの歌を歌っている。
本当のクリスマスは良い子にも悪い子にやってくる。
良い子には赤いサンタクロース。悪い子には黒いサンタクロースが。
ここはコンビニ店の事務所。
後輩の皇帝(カイザー)に廃棄予定のコンビニ弁当を食べないように注意する日野 三春(ひの みはる)。
三春は大学受験に失敗した後、就職しようとするも内定が取れずコンビニのアルバイトを続けていた。
適当にはぐらかしながら、なおも食べ続けるカイザーを見て言葉が出ない三春だった。
カイザーは内定を取りバイトを辞めるので食いおさめだと言う。
三春はカイザーが内定を取れたことに動揺しつつも、お祝いのケーキを渡そうとするが断られる。
カイザーは彼女とデートをするために早退してしまう。
三春はクリスマスの夜景役呼ばわりをするカイザーの言葉を聞き、早く就職しなければと決意するのだった。
廃棄の食品をハンディ―ターミナルでバーコード処理していく。
そこに店長が現れ、三春のカバンの上にケーキがあったと指摘される。
それはカイザーに渡そうとするために後でレジで通すつもりだったと言う三春。
店長は三春の言い分を聞かず、カイザーのせいにするのかと言い廃棄の商品を食べるのは犯罪だと注意する。
三春はなんで自分だけ注意されるのかとイライラしながらゴミ出しをしていた。
良い子でほめられるのは小学生までというカイザーの言葉を思い出し、廃棄のケーキを自分のカバンの中へ入れてしまう。
子どもの頃クリスマスはサンタが必ず来てプレゼントをくれたが、大人になってからのクリスマスは楽しくなかった。
家の郵便受けを見ると不採用通知書が入っていた。
アパートに住むカップルに体をぶつけられる三春。
カップルの声を聞きたくない三春は部屋に戻らず、屋台で時間をつぶすことにした。
ホルモン屋台は珍しい。
酒を飲み店主にくだを巻く三春。
仕事があるだけいい、不採用ばかりでブラック企業でもいいから内定がほしいと言う。
店主が黒いサンタ服を着ていることに気付き、なぜ着ているのかを聞く三春。
店主いわく、本場のクリスマスは良い子には赤いサンタ、悪い子には黒いサンタがくると言う。
そして悪い子には石炭や獣の贓物、もっと悪い子には鞭を贈るとのこと。
三春の持っていたケーキを切って出しましょうかと勧められるが、賞味期限が切れているからと断る三春。
のれんの上にある大きな袋から液体が零れ三春の首と背中にかかる。
店主は三春に謝りながら、袋は罪悪感をもってケーキを万引きした三春のような人間が大好物だと言う。
どうして店主が万引きをしたことを知っているのかと驚く三春。
店主が袋の封を解くと、袋の中は生き物の口の形になっており、トゲのような歯と長い舌が現れた。
もっともっと悪い子には―と店主が言いかけた時、袋が三春を飲み込んだ。
三春が目覚めるとベッドの上にいた。辺りを見渡すとクリスマスの装飾で彩られている。
部屋を出ると店主である黒いサンタクロースが話しかけてきた。
先ほどから言いかけた続きを話す黒いサンタクロース。
とっても悪い子は袋に詰めてさらわれて、赤いサンタクロースと良い子たちのために働くと説明する。
そして内定が決まったことを伝え、今日からよろしく頼むと言う。
三春は給料をもらえることに驚きながら、詳しい待遇について質問するのだった。

感想
週刊ヤングジャンプで連載されて、その後ウルトラジャンプに移籍して連載されている漫画です。第1話は三春がコンビニアルバイトから内定を取るまでのお話です。コンビニアルバイト編は会社勤めのあるある理不尽で共感できました。黒いサンタクロースがモツ煮を作っているシーンはシュールで面白いです。おそらく就職先はロクでもない感じかと思いますが、今後の奮闘に期待したいですね。