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ぐらんぶる【第1話 ディープブルー】ネタバレ感想

登場人物
北原 伊織(きたはら いおり)⇒主人公。男性。伊豆大学に入学するために引っ越してきた。伊豆大学機械工学科の1年生。
古手川 千紗(こてがわ ちさ)⇒伊織の従姉妹。伊豆大学機械工学科の1年生。
古手川 奈々華(こてがわ ななか)⇒伊織の従姉妹。千紗の姉。
古手川 登志夫(こてがわ としお)/おじさん⇒伊織の義理の叔父。千紗と奈々華の父親。
時田 信治(ときた しんじ)⇒伊豆大学経済学科の3年生。角刈り。
寿 竜次郎(ことぶき りゅうじろう)⇒伊豆大学機械工学科の2年生。金髪。

あらすじ
ウェットスーツを着た女性が水中を泳いでいる。
四月の伊豆。
北原 伊織(きたはら いおり)は駅の改札を通ると、伊織の義理のおじさんから声を掛けられる。
おじさんは車を側に停めており、片手を上げて笑顔で出迎える。
伊織は車の助手席に座り、おじさんの運転で目的地に向かう。
久しぶりに会ったおじさんと雑談をし、車窓を開けると海が見えた。
車に降りおじさんの店、ダイビングショップ「グラン ブルー」に着く。
ふと海辺に目を向けると、ウェットスーツを着た女性が海辺から上がり、伊織を見て微笑する。
伊織は声を掛けようとするが、おじさんに呼ばれた為、店の中へ向かう。
綺麗な人だったなと思い、今までと違う環境での出会いに期待していた。
店の中を見ると、全裸の男たちが酒盛りをしていた。
店に全裸の男がいるのはおかしいとおじさんに言うも、いつもの光景だと返されてしまう。
思わず店から逃げ出してしまう伊織。
時田 信治(ときた しんじ)と寿 竜次郎(ことぶき りゅうじろう)が今入ってきたのは誰か?とおじさんに聞く。
そして伊織が伊豆大生と分かると新人を確保しようと悪い笑みを浮かべる。
全裸のまま寿と時田は伊織を追いかけ、伊織は抵抗むなしく店の中に連れ戻される。
話を聞くとダイビングに使う空気(タンク)を運ぶ係を決める為に、野球拳をしていたのだと言う。
伊織はおじさんに促され、タンク運びに同行することにした。
タンク運びを手伝いながら寿に自己紹介をする。
寿は伊織をダイビングサークルに勧誘するが、伊織はダイビングには興味があるが、泳げないからと断る。
寿はできるできないではなく興味があるかどうかが大事だと言う。
その時、ウェットスーツを着た女性が再び現れ、伊織に向かっていらっしゃいと声を掛ける。
伊織は緊張しながら初めましてと返す。
ウェットスーツを着た女性が自分のことを忘れてしまったのか?と聞く。
彼女は伊織の従姉妹、古手川 奈々華(こてがわ ななか)だった。
伊織は気が付かなくてすみませんと奈々華に謝る。
奈々華はダイビング嫌いではないのに、何故ダイビングサークルに入らないのか?と聞く。
店の中で全裸で酒盛りしている男たちを見ながら、男子校のノリから距離を取りたいからと言う。
奈々華は伝票整理するからよろしくと時田たちに伊織を託し去っていった。
そこには伊織の歓迎会と称し大量の酒が用意されていた。
伊織は先輩たちのノリには絶対に染まらないと啖呵を切る。
夜が更けて。
古手川 千紗(こてがわ ちさ)は10年ぶりに会う伊織を思いながら、帰路についていた。
伊織は全裸で豪快に酒盛りをしていた。
千紗はそんな伊織の様子を冷めた眼で見ていた。
伊織が千紗に話を聞くように呼び止めるが、千紗はこんな頭の悪い人間になってるとは思わなかったと言い去ってしまう。
伊織はゴミのように扱われたけど、同じ家に奈々華がいるからいいと泣きながら言う。
時田は奈々華は絶対伊織になびかないと断言する。
奈々華は周囲を気にしながら千紗の服に顔をうずめていた。
時田は奈々華は重度のシスコンなのだと言う。
伊織は残念がるもその分大学生活を充実させようと燃えていた。
更に夜も更け、別の場所で飲み会をすることになる。
伊織は朝9時のガイダンスに間に合わないと断ろうとするが、時田と寿が絶対遅刻しないようにすると言う。
伊織は大学内の可愛い女子に飲み会に誘われている夢を見ていた。
目が覚めると、パンツ一枚で仰向けでなっていた。
時間は朝8時54分で遅刻寸前。
ここは講堂が目の前で、周囲は通学する学生たちで人だかりができていた。
寿はこれなら遅刻しないだろ?と言う。
伊織はパンツ一枚で出席することになり、頭を抱える。
そしてこの恨み忘れませんからと言い、急いで講堂へ向かう。
講義室内の最前列の席で全裸で震えている伊織を、千紗は呆れた様子で見ていた。

感想
開幕の美しい海が印象的で、ダイビングを題材にした大学生たちの青春物語です。実写化もされており人気のある作品です。ダイビングサークルを通して人間関係が少しづつ変わっていくので、先が気になります。登場人物も個性的で魅力があり、特に顔芸が面白くノリの良さが素晴らしいです。また、オタク文化などのサブカル的な要素もあり、そういった所が好きな人にも楽しめます。ぜひ読んでみてください。