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スパイファミリー SPY×FAMILY【MISSION:1】ネタバレ感想

登場人物
暗号名 黄昏(コードネーム たそがれ)⇒西国の諜報員(スパイ)。偽名 ロイド・フォージャー。金髪の男性。
アーニャ⇒ある組織で偶然生まれた被検体007。人の心を読むことができる超能力者。アーニャ・フォージャー。桃色の髪の少女。
エドガー⇒外務大臣を辞任に追い込むため、カツラ写真を欲する。髭を生やした男性。
カレン⇒エドガーの娘。ロバート(変装した黄昏)と交際していた。
ドノバン・デズモンド⇒国家統一党総裁。東西平和を脅かす危険人物。
フランキー⇒情報屋。モジャモジャ頭の眼鏡をかけた男性。

あらすじ
3人が椅子に座りテーブルの上の飲み物を手にしている。
金髪の男性と黒髪の女性は笑顔で見つめあっている。
金髪の男性が笑顔のまま左手の銃を後ろに投げ捨てる。足元には双眼鏡、変装道具、書類、写真、受信機などが散らばっている。
黒髪の女性は笑顔のままヒールのかかとで死体を踏みつけている。
そして、それを見ている桃色の髪の少女。
場面は変わり、大使館へ向かう車がブレーキが効かなくなり、橋壁を突き抜け落下してしまう。
東国(オスタニア)で西国(ウェスタリス)の外交官が事故死した。
西国の情報局は事故死ではなく東の極右政党による暗殺で、西国への戦争を計画しているとみていた。
そして計画を突きとめるため、最も腕の立つ諜報員 黄昏(たそがれ)に任務を依頼することにする。
外務大臣がカツラをつけている証拠写真を渡す帽子を被った男性。そしてそれを受け取る髭を生やした男性(エドガー)。
この証拠写真があれば辞任に追い込めるらしい。
仕事を終えた帽子を被った男性はその場を去ろうとすると、去ったはずのエドガーが現れ、証拠写真を要求してきた。
戸惑う帽子を被った男性。初めに会ったエドガーは偽物だったのだ。
偽物の男性は車の中で変装マスクを剥ぎ取った。彼は暗号名 黄昏(コードネーム たそがれ)、スパイである。
場面は変わり、レストランの中。
黄昏はロバートという偽名を使い、カレンという女性と食事をとっていた。
結婚の話をされるが証拠写真を回収する任務が終わり、情報収集の必要がなくなったため別れを告げる黄昏。
結婚や人並みの幸せの執着は、スパイとなった日に身分証とともに捨ててきたのだ。
黄昏は駅の構内のベンチに腰を掛け、隣に座っている男性から新聞を手渡される。
汽車の中で受け取った新聞を開くと、情報局からの暗号文が浮かび上がった。
そこには先の任務へのねぎらいと、標的の国家統一党総裁のドノバン・デズモンドに近づき不穏な動きを探るという次の任務の依頼が書かれていた。
デズモンドは用心深く息子が通う名門校での懇親会でしか現れないため、結婚し子どもを作り、その子どもを入学させ懇親会へ潜入するという。
入学までの期限があるため、猶予は一週間とのこと。
黄昏は結婚して子どもを作ることと一週間でそれをしなければならない無茶振りに、コーヒーを吹き出したり新聞を引き裂いたりして憤慨していた。
冷静さを欠いたらスパイはおしまいだと、気を取り直して次の文を読む黄昏。
作戦名、オペレーション梟(ストリクス)。
この作戦が東西と世界の平和を守ることにつながる。
諜報員の活躍が表に出ることはないが、その骸の上に人々の日常が成り立っているの忘れるなと書かれていた。
黄昏は汽車の窓から空を見上げ、よりよき世界のために子持ちの父を演じることを決意する。
不動産屋から家族向けの物件を紹介され、部屋を入念にチェックした後、契約書類にサインする黄昏。
ロイド・フォージャーという偽名。職業は精神科医という仮の身分を設定する。
そして子どもを用意するため孤児院を訪れていた。
孤児院は劣悪な環境であったが、その方が経歴を改ざんしやすく都合がいいと考えていた。
読み書きできる子どもを希望すると、孤児院の管理人からアーニャという少女を紹介される。
クロスワードパズルを解くアーニャを見て、この知力なら入学試験も突破できると考え引き取ることを決める。
アーニャは超能力者で人の心を読むことができた。黄昏の心を読み、クロスワードパズルを自分で解いたようにみせていたのだ。
とある組織の実験で偶然生み出されたアーニャは施設から逃げ、保護対象を求め転々としていた。
アーニャとともに家に帰り、買い物に行くから大人しくテレビを見てるように言う黄昏。
アーニャは黄昏の足にしがみつき、買い物について行こうとする。
一緒に買い物に行くことになったが心が読めるアーニャとの会話がかみ合わず、子どもを理解するにはマニュアルが必要と考えた。
夜にアーニャが寝静まった後、本屋で大量に買った育児についての本を速読する。
親たちはこんな難しいことをこなしているのかと感じていた。
子どもの将来についての記述を見た黄昏は、任務が終わったら孤児院に戻すだけの関係なのにバカバカしいと本を読むのをやめた。
翌日、アーニャに勉強をさせようとするが、心を読めるアーニャは勉強しなくてもテストができると考え拒否していた。
黄昏は任務のこと、アーニャは心を読めることを言いかけるが、続きは言えず二人とも黙ってしまう。
黄昏は外へ出掛けようとするが、アーニャはついていこうとする。
今日は絶対に連れていかないと言い、何度もついてこようとするアーニャを止めるため、最終的には玄関にバリケードを置いた。
情報屋のフランキーはその様子を聞き、虐待で通報されないように祈ると言いながら、黄昏に願書と受験票と入試問題を渡した。
一方、部屋にいるアーニャは退屈していた。
アーニャは以前黄昏の心を読み、スパイ道具のある扉の鍵番号を覚えていたのを思い出した。
スパイに憧れているアーニャは扉を開け、通信装置を操作してしまう。
アーニャの発信した通信は別の場所で傍受されていた。
手下がエドガーに怪しい通信を傍受したと報告する。
先の任務で黄昏に出し抜かれたエドガーが怒りで震えている。
発信源の特定を急げと手下に号令を掛ける。
アーニャは散らかしたスパイ道具を片付けながら、組織の施設をいた頃を思い出していた。
超能力者とバレたら出ていかなければならない。
アーニャに勉強をするように言う施設の研究者。超能力は世界の平和のために役立てられるのだと。
アーニャは勉強よりおえかきがしたかった。
泣いている過去の自分。そしてそれを思い出しまた泣いてしまうのだった。
黄昏が家に帰ると、バリケードがほんのわずかにズレていることに気付く。
扉を開けると、陰に隠れていた刺客が鉄パイプをたたきつけてくる。
奇襲を予測していた黄昏は身を低くしかわすと、掌底を刺客のアゴにたたきこむ。
黄昏は刺客を倒した後、別の刺客の銃弾を避け、缶詰を顔に投げつけ木椅子を上からたたきつける。
アーニャを呼ぶが返事はない。
スパイであることがバレた。今すぐ身を隠さなければ危険だ。
アーニャは、子どもは他にいくらでもいる。一から仕切り直しだ。
思考する黄昏の背後で、復活した刺客が鉄パイプを振りかぶっていた。
場所は変わり、従業員や客のいないスーパーマーケットの店内。
アーニャはテープで口をふさがれ、身動きができないように紐で体を縛られ、カートの上に乗せられていた。
アーニャを取り囲む、エドガーと手下たち。
アーニャを人質として使えないか話をしている。
手下から黄昏を捕らえたと報告を受け、エドガーは被せられた袋を外し確認する。
黄昏と思っていた男性は刺客であった。
刺客に変装した黄昏は、袋を外し確認している隙にアーニャを救出していた。
黄昏はアーニャを見捨てなかった。リスクを冒して救出しにきたことをスパイ失格と悔やむ黄昏。
アーニャは黄昏の心を読み、泣き出してしまう。
黄昏は泣いているアーニャを見て、なぜ泣いている子どもを見ると腹が立つのか理解していた。
自分が経験した子どもの頃の戦争体験。
孤独と絶望とただ泣くことしかできない無力感を思い出し、無意識に重ねていたのだと。
黄昏はアーニャに手書きのメモを渡し、警察に渡すように言う。
そこにはアーニャをより良い孤児院に保護してもらえる内容であった。
計画は子どもに頼らない方法を探そうとしていた。
アーニャが遠くへ行った後、変装マスクを外す黄昏。
スパイ失格ではなくアーニャを危険に巻き込んだことが失態なのだと。
子どもが泣かない世界を作りたくて、自分はスパイになったのだから。
一方、エドガーの手下たちは黄昏を追跡していた。
黄昏の仕掛けた罠に手下が掛かり、辺り一面に小麦粉が舞い視界が悪くなる。
エドガーが駆け付けた頃には、手下は黄昏によって全滅させられていた。
黄昏はエドガーの後頭部に銃を突きつけ、振り向いたら殺すと警告をする。
娘のカレンの無事を条件に二度と関わるなと伝える。
全てが終わり道を歩いていると、アーニャが現れ抱きついてきた。
そして家に帰りたい、おいてかれたら泣いてしまうと言った。
黄昏はアーニャにじゃあ帰ろうと言った。
入学試験当日。
待合ベンチで黄昏はアーニャの合格を祈っていた。
アーニャは周りの受験生の心を読み取ってしまい集中できないでいたが、黄昏との勉強を思い出し鉛筆を手に取る。
合格発表の日、黄昏とアーニャは掲示板の受験番号を確認しにきていた。
アーニャの合格が分かり、黄昏はアーニャを抱き上げ褒めたたえた。
家に帰り、これまでの疲労がたまっていた黄昏はソファで寝ていた。
寝ている黄昏に代わり郵便を受け取るアーニャ。
アーニャは黄昏に呼びかけるが、気付かず寝ていたため傍で一緒に寝ようとする。
アーニャの気配に気づき慌てて起きる黄昏。
黄昏はアーニャから郵便を受け取り封を切る。
そこには二次審査の三者面談についての案内、必ず両親と3人で出席することと書かれていた。

感想
少年ジャンププラスで連載されている漫画です。黄昏は優秀なスパイとしてかっこよく描かれており、アーニャが可愛らしくよく変わる表情が楽しいです。いわゆる疑似家族ものですが心温まるシーンがあり、絵も読みやすく誰にでもおすすめできる漫画です。ぜひ手に取っていただきたいと思います。次回のお話は黄昏の婚活編です。

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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